【依頼方法】失敗しない芸能人・有名人・タレントとの仕事のやり方
こんにちは、ごま吉(@Lv1gomakichi)です。
仕事をしてれば一度は体験してみたい「芸能人・有名人・タレント」との仕事の進め方
について話をします。
広告の現場で私が掴んだ
をご紹介します。
進め方をまとめると下記のツイートになります。
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— ごま吉@アフィリ歴15周年 (@Lv1gomakichi) November 1, 2019
失敗しない芸能人との仕事の仕方
\
✅とにかく配慮する
✅事前に全て条件を説明する。つもりだったなどは厳禁
✅キャスティングさんを中継する
✅契約書が命
あと担当営業は、
✅タレントより事務所に気を遣うべき
とにかくコミュケーションをサボらずやる事が大切です✨
といっても、芸能人との仕事のやり方は他にもいろんなパターンがあると思います。タレント関係の仕事をしたことがない人は一例として、どうぞご参考ください。
- 芸能人への仕事の依賴の仕方(オファー)
- 芸能人との現場の進め方
- 芸能人との仕事で注意すべきこと
この3点を理解することができます。
下記は、CM撮影を例に解説していきます。
では、どうぞ。
この記事の目次
芸能人への仕事の依賴(オファー)方法

芸能人への仕事の依頼方法については色んな方法があると思います。
- 直接所属事務所に連絡する
- 知人のツテを探す
思いつくのは上記の方法ですよね。でも、これらは現実的な方法ではありません。
そもそも、どこの誰ともわからない人から仕事の依頼が来た時、あなたはどうするでしょう?嬉しいという人もあるかもしれませんが…まずは警戒しますよね?
芸能事務所も同じで、やはり最初は「ドコの誰やねん?」というところから始まります。
誰もが知っている大手企業の人間なら話を聞いてもらえるかもしれませんね。
でも、そうでもない中小の会社だったらどうでしょう?
答えは「相手にしてもらえない」ことが多いです。
ちなみに、相手にしてもらえないといっても話は聞いてもらえると思います。
でも、実現するには相当にハードルが高いと思います。
では、どうしたらいいか?ですが、芸能人の方と仕事するときには「キャスティング会社」に依頼します。
キャスティング会社とは
キャスティング会社というのは、モデルやタレントを使いたい制作やメディア系企業や、一般企業などに対して、モデルやタレントや芸能人の仲介業務を行う会社です。
キャスティング会社に依頼するとタレントや有名人の起用がスムーズに実施できます。なぜなら、キャスティング会社は芸能事務所とすでにパイプを持っている(信頼を築けている会社)からです。
キャスティング会社は、ただの紹介会社じゃありません。
たくさんの芸能人の現場出演を調整してきた経験値があります。例えば、広告の制作なら依頼側のリクエスト
を経験をもとに一旦フィルターをかけてスムーズに調整できる方法のアドバイスもしてくれます。また、現場が円滑に進むように調整・アドバイスももらえます。
【依頼の注意点】配慮が必要
例えば、自分でタレント事務所と直接交渉
するとしたら
- タレントの◯◯さんは、いくらで仕事してくれますか?
- タレントの◯◯さんは、こんな仕事やってもらえますか?
こんな感じで聞きたいですよね?
これ、普通にNGくらう場合も多いです。
起用したいタレントさんのクラスにもよりますが、かなり失礼な聞き方なんです。
そう言われそうですが、配慮ができる
、ビジネスマナーを分かっている
という点は最初に見られるポイントだと思います。
前提として、タレントさんたちは基本「仕事を選べる立場」なんです。中小の企業が起用しようと思うと、やはり配慮
が必要です。
芸能人案件は、現場が始まると配慮しっぱなしです。笑
【依頼の注意点】起用にはストーリーが必要
芸能人への仕事はギャラも必要ですが、仕事のストーリー
が最も必要です。
依頼には明確な理由
を求められます。(何となく…では通りにくいです)
なぜならタレントさんは既に事務所の戦略で売出しにかかっている商品です。販売戦略との照らし合わせは事務所にとっても生命線だからです。
また芸能界というのは、「仁義」や「筋(スジ)」を重んじる業界です。任侠映画のようですが、この慣例は割と色濃く残ってます。
なので、裏を返すと
業界でもあります。(もちろんお金の問題はありますが)
こうした起用に向けた作戦をキャスティング会社と一緒に策を練ります。
上記の例で言うと、キャスティング会社には
→タレントの◯◯さんは、◯◯円で仕事して欲しいんだけど道はあるかな?
◎タレントの◯◯さんは、こうした仕事やってもらえますか?
→タレントの◯◯さんは、こうした仕事やってもらうためにはどうしたらいいかな?
こんな感じで相談しますね。
正式な依頼の際には、キャスティング会社と一緒に事務所に挨拶に伺います。お土産も持参します。顔を見せずにお願いをすることは印象が良くありません。
【依頼の注意点】確認資料の大切さ
キャスティング会社が入っても、芸能人への仕事依頼は一大作業です。まずは、起用するイメージを伝える資料
を作ります。これが、まあ大変です。
一般的な現場だと、ラフイメージでざっくり伝わればOKと進めれる仕事もありますが…タレント絡みの案件はシビアです。
事前の確認資料が全てです。
タレント案件は契約内容が全てです。つまり、事前に打合せ・確認・了承されたことしかしてもらえません。
かなりドライですが、芸能界では普通です。事前にお互いが確認して名文化されたものが全てです。(当たり前といえば当たり前ですが)
こうしたシビアな世界ですので曖昧なことは通用しません。
「つもりだった」なども…通用しません。
「聞いてませんよね?」で一蹴されます。笑
なので、事前の資料作りは超大切です。
わかりやすさも必要ですが、確認事項は全て資料に落とし込むことをオススメします。
CMの撮影であれば、下記を落とし込んだ香盤
が必要です。
→なぜこのタレントの起用が必要なのか?どうさせたいのか?
◎撮影イメージ
→絵コンテ(といっても表情指定などもあるので、実写並にリアルなもの)
◎スタイリングイメージ
→どんな服を来て、どんな髪型でとか
◎撮影のスケジュール
→撮影のタイムスケジュール的なものです。かなり詳しく作ります。
◎現場スタッフリスト
→どんな監督、カメラマン、アートディレクターで現場を作るか
◎出来上がった映像の展開先メディア、期間、露出ボリューム
◎出来上がった映像の2次展開
「聞いてないよ?」とならないように香盤資料は綿密に作ります。
【依頼の注意点】芸能人の出演費(ギャラ)
誰もが気になるのは、芸能人のギャラですね。
これは、タレントさん次第です。
タレントさんごとにベースの相場金額は存在します。
- 1クール出演(使用)での相場
- イベント出演(1回)での相場
- タイアップでの出演の相場
などなど様々です。
金額を左右する要素に出演の仕方(見え方)
があります。
出演内容次第で金額が変わります。 基本は内容と拘束時間、素材の使用期間と展開範囲によって金額が決まります。
※タレントにとってもスケールメリットが大きい場合は、意外と安い金額でもOKが出たりすることもあります。
よくTVで見かける役者さんやタレントさんなどは、CM出演1クール1本3000万〜という方もいます。
【依頼の注意点】芸能人との契約
晴れて双方の要望を承諾しあえたら契約
です。
契約において大事なことは、
・契約は必ず事前に結ぶ
・契約書は必ず専門家に一度チェックしてもらう(有料でも弁護士さんに見てもらいましょう)
・契約書には必要なことを「すべて」記載する
芸能界は「契約」が全てです。
契約以上のことはしてもらえません。しかし契約は命がけで守ってくれます。
※以前タレントさんがインフルエンザになっても、当日600キロ離れた現場に夜走して到着され仕事完遂されたこともあります。
彼らにとっても契約
は生命線で、尊重すべき信頼の形
でもあります。契約は必ず守ってくれます。 (とはいえ、万が一もありますからきちんと法律家に法律的に通用する文書に仕上げてもらいましょう)
私の所属してる会社は、契約書はキャスティング会社と芸能事務所と3社契約で契約を進めていす。
タレント候補を決めるならタレント名鑑が便利です。
【芸能人への仕事の依頼】芸能人との現場の進め方

制作の計画ができたら、最終香盤
に沿って現場を進行します。
現場には中規模の現場で20人、大きな現場だと40人程度は関係者だけで埋まりますね。大人数のスタッフが1つの指針『香盤』で動きます。
注意するのは、この香盤
です。
現場は香盤で回る
制作用語。ドラマなどの撮影を行なう際に事前に作られたスケジュール表の一種。香盤表には、各シーンごとの登場人物や必要な衣装・小道具・消え物などが事細かく書かれていて撮影を円滑に行なうための重要な資料となる。
香盤(こうばん)を中心に現場作りをします。
- タレント軸
- 制作側軸
- クライアント軸
香盤は、大まかに3つの軸に分けて作ります。それぞれのシーンにおいて場所・時間・撮影内容が記載されているものです。言わば現場設計図です。
香盤は、制作会社や撮影監督、カメラマンたちが事前の下見を経て相談しながら作ります。香盤はすべてのシュミュレーションを立て、それを記載します。雨が降ったら、雪が降ったら、曇ったら…などなど。
営業担当としては以下の業務です。
- 撮影現場各所の根回し(撮影許可など)
- クライアントへの説明と調整
- 予算管理
特に予算管理は、現場を理解してないと算出できません。
なので営業担当も一緒に現場に入ることをおすすめします。
撮影延期→宿泊経費は?
代替え交通費は?
などトラブルを事前に想定しておきます。
基本的にしっかりとした香盤があれば現場はちゃんと回りますのでご安心を。
芸能人との接し方
割と気になるのが、芸能人との接し方
です。
例えば、クライアントからの
- 挨拶させて欲しい
- 写真を一緒に取らせて欲しい
- サインを貰って欲しい
よくある話ですが、意外と調整にカロリーを使わねばなりません。
基本的にはすべてキャスティング会社に全て調整してもらいます。営業的なチェックポイントは以下です。
挨拶
事前にタレント側にもクライアント側の立場などお伝えする
→双方が恥をかかないように場所、タイミング、段取りを配慮
お土産
クライアントにお土産をもたせる
→事前にタレントの好みなど、キャスティング会社でリサーチ。制作で準備
記念写真
写真は事前にタイミングをお伺いしておく
→可否、ショットの構図、枚数含めて確認。クライアントにも事前確認。
サイン
サインは事前に「宛名」「枚数」を確認
→クライアントと下話をしておく。常識的には5枚くらい
ずらっと書きましたが、事務所側からしたら、割と鬱陶しいと思います。笑
それでも、それらを調整してクライアントに良い気分
になってもらうのは営業担当の腕です。
また、そうした配慮を汲み取ってくれる「空気の読めるキャスティング会社」を探しましょう。これはほんと大事。
挨拶、お礼はしっかりとします。
とにかく低姿勢の方が…無難です。芸能人と張り合う人は必要はないですよ。笑
芸能人との仕事で注意すべきこと

気さくなタレントでも配慮しよう
どういうことかというと、
タレントさんによっては「すげーいい人」っているんですよね。
写真一緒に撮ろうよ?
現場合間に一緒に食事しましょうよ。
とか言ってくれる人。言われたら甘えちゃいそうですが、アナタが営業担当なら一度踏みとどまってください。
そうなったら、まずは、マネージャーに確認しましょう。タレントさん本人がOKといってもマネージャーさんに確認しましょう。
タレントさん本人の意志ってかなり尊重されると思いますが…やはり事務所には事務所の売り出していく「方針」や「戦略」があって、些細なことでも命取りな芸能人ですから、カメラが回っていないそのあたりはシビアに見られてます。
営業担当として大事なのは、自分がタレントと仲良くなることではなく案件をスムーズに回すことです。
案件をスムーズに回すためには、事務所への配慮も欠かさないようにしましょう。
色校正は鬼校正
タレント案件の色校正
は、シビアです。通常の印刷物とは比べ物になりません。なぜかというと、OK出るまで何回もリテイクされるからです。
顔の色、シミ、シワ、1つ1つチェックが入ります。「このシミ1つ消して下さい」そんな感じでリクエストが入ります。
一般的に商品写真の色なども妥協を許されないですよね。同様にタレント=商品
なので、こちらも妥協は許されません。
※厳しいところだと、本機校正、本サンプル校正など実物ベースのチェックが繰り返されますので予算を使います。
情報管理について
当たり前といえば当たり前なことですが、芸能人の情報管理はかなりシビアです。
というのも、芸能人のニュースは今やネットで即拡散ですしプロモーション情報が漏れると、事務所も他クライアントとの契約に差し支えることや露出計画に狂いが出るからです。
下手すると損害賠償になる可能性もあるので、案件の情報管理は極めて限られた関係者のみで共有します。(クライアント内でもできるだけ、公開までは関係者のみで収めるようにしてもらってます)
【まとめ】失敗しない芸能人・有名人・タレントとの仕事のやり方
まとめますと、
- 芸能人への仕事の依頼は、キャスティング会社に依頼する
- 依頼は「事前資料がすべて」徹底的に作り込むべし
- ギャラは相場もあるが、基本は内容に応じて交渉
- 契約書が双方の命綱である
- 現場は香盤で回る。香盤は綿密に作成しよう
- 芸能人と接する際は、営業の配慮力がポイント
- タレントOK事項も必ずマネージャーにも確認しよう
- 色校正はシビアで予算を使う
- 情報管理は徹底しよう
芸能人との仕事は、配慮だらけで疲れますが広告仕事の花形でもあります。
チャンスが巡ってきたら積極的にチャレンジすることをおすすめします。仕事のスケールが段飛ばしで上がることは間違いないです。
営業担当なら、潤沢な予算確保を心がけましょう。芸能人案件は、資金量が段取りの明暗を分けます。
タレント候補を決めるならタレント名鑑が便利です。
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