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【重要】独学でグラフィックデザイナーを目指すと失敗する2つの理由

グラフィックデザイナー 仕事・働き方

こんにちは、ごま吉(@Lv1gomakichi)です。

  • グラフィックデザイナーになるために独学をしようと思っている
  • 独学におすすめの方法を教えて欲しい

こんな人がいれば、私は『独学』でグラフィックデザイナーを目指すことは超おすすめしません。なぜなら独学で学んだものは現場では使えないことが多いからです。


おすすめしない理由は、

現場は「あなたの都合(知識)」に合わせて動いてくれない

からです。

広告デザインの現場で20年働く現役の私が、この理由を掘り下げて解説します。

【独学でグラフィックデザイナーを目指すと失敗する理由①】デザインの現場はクライアントの都合で動いている

【重要】グラフィックデザイナーになるために『独学』を選択すると高確率で失敗する理由


どんな仕事もですが、ビジネスは需要と供給によって成立しています。広告の仕事も同じです。クライアント(発注者)グラフィックデザイナー(受注者)の関係。

仕事は天から降ってきません。
仕事は獲りに行くものです。


上記は、広告営業としての私の持論ですが、仕事は「お客様のご都合でお客様のニーズを満たすこと」が仕事になっていきます。広告の現場で言えば、デザインは「お客様のニーズを満たすための手段」でなくてはいけません。

当然ですがバランス的に発注者が強いケースが大半です。

グラフィックデザイナーとして有名になれば「このデザインをお願いできませんか?」と頼まれる立場にもなれますが、これからグラフィックデザイナーを目指す人は当然発言力もない弱い受注者だと認識はしておきましょう。

新卒のデザイナーさんと接すると、割とこうした認識が甘い人が多いです。

よくあるケースとして『自分のデザインを選ばない、クライアントのセンスが悪い』というデザイナーがいますが、これは自分がクソデザイナーですと言っているようなものです。(※真似しないように)

お客様は神様ではありませんが、発注者です。

まずはお客様ニーズを満たして信頼関係を築けて、ようやく意見が言えるようになります。

前置きが長くなりましたが、独学をおすすめしない背景として実情を認識しておきましょう。

独学は「知恵」が身につかない

独学で学ぶ多くは書籍webが中心になると思います。
学べるもの多くは、

  • デザイン(ソフト)のテクニック
  • PCの使い方
  • ビジネス書籍(ビジネスとはこうあるべきだ論)

かと思います。

私の経験ですが、現場に入る前に身につけた知識はあまり役に立ちませんでした。

なぜなら実際に現場で動いている仕事は「お客様のニーズ」によってスタイルや取り組み方が異なるからです。お客様のニーズは、十人十色で同じものはありません。

書籍等で学べることは「知識」としてストックはできても、即仕事で使える「知恵」にはなりません。

独学で学べるのは、テクニックまでです。

現場は生モノですから、本当に使える知識やノウハウは現場で学び、そして知恵として日々使っていかないと生き残れないシビア世界です。

仕事に必要なもの『知識 < 知恵』です

これは凄く大事なことなんですが、仕事で必要なことって、知識(情報・ノウハウ)よりも知恵なんです。

マーケティングで有名な格言があります。

お客様はドリルが欲しいのではなく、ドリルの穴が欲しいのです


まさしく、これです。

お客様はデザインの知識が欲しいんじゃないんです。
お客様はデザインという手段を使って目的を達成したいんです。


書籍で知識は学べても、知恵は学ぶことはできません。なぜなら、知恵は現場で困った声を聞いたり、自分で「どうにかできないかな?」と頭を悩ませてこそ身につくものだからです。

簡単に言うと、知恵は目的達成するための『工夫』です。

ですので、目的のない(必要に迫られていない)知識は「使わない情報の塊」になることが多いのです。

【独学でグラフィックデザイナーを目指すと失敗する理由②】現場は「あなたの都合」に合わせてくれない


当然ですが、ビジネスの現場は「あなたの都合(知識レベル)」に合わせて動いてくれません。逆にあなたの知識・技術を超えるリクエストは多々あります。

実際「私には、これが限界です。できません」とは中々言えないですよね。

新米グラフィックデザイナーは仕事の中でもがいて、案件に必要な知識や情報、クリアできる方法を最短で見つけていかなくてはなりません。それが知恵として身についていきます。

よく自分の知識・技術でクリアできそうにない課題に出会った時、自分基準のクオリティに無理やり収めてしまおうとする人がいます。

「自分の都合」に合わせて仕事をしようとするケースですね。

それでは、最終的にお客様のニーズを満たすことはできません。

具体例)独学でソフトの使い方を身に付けた場合

わかりやすい例でいうと、独学でAdobeフォトショップの合成方法を身に付けたとします。参考書もめちゃくちゃ読んで、写真合成などすごくキレイにできるようになったとします。しかし、

  1. デザインの現場に入りました
  2. 写真合成のテクニックを披露する案件が無い・・・

こんな現場だったらどうでしょうか。テクニックが身についても使い所がない。こんなことはザラにあります。

もっと突っ込んで言うと「写真合成のテクニックを披露する案件を探す」ことがそもそも間違いで「このニーズや課題を満たすためには、色んな選択肢の中の『写真合成』が最適」という思考にならなくてはなりません。テクニック先行に走る初心者が陥りがちな落とし穴ですね。

そして、これが知恵(何とかする工夫)ですね。

案件に応じてテクニックを披露(活用)すべき場所は変わります。まずはその「判断ができる」ようになることが大事です。

ですので、現場で案件を重ねて訓練することが最短であると言えます。


グラフィックデザイナーの仕事はアート(芸術)ではありません。
ビジネスを『デザイン』することが仕事です。


まず必要なことは、テクニックより仕事(ビジネス)の仕組みを理解し、現場が必要としている『最適解』をデザインを使って返すことです。

 私の失敗体験 

ちなみに先程紹介した『テクニック先行』の落とし穴にハマる例は、実は私の失敗談です。

グラフィックデザイナーになる前に「写真合成」にハマってました。書店でPhotoshopの実用書を何冊も買って、マスクの仕方やレイヤーの重ね方など何百時間も勉強しました。

念願のグラフィックデザイナーになり初めて担当した案件は、パチンコ屋さんのチラシでした。


チラシの背景を得意のPhotoshopで炎が燃えているグラフィックなどの合成を駆使して作りました。特にコンセプトなど考えることもなく「なんとなく派手な感じがいいだろう」くらいの感じで、覚えたての技術を披露してました。

今考えると、かなり申し訳無い話です。もう自分のスキルを披露することしか考えて無かったんだと思います。「俺の合成って凄いでしょ?」みたいな。

結果、それは誰のニーズも満たせてなかったので、クライアントにも受入れてもらえず却下でした。あんなに時間をかけたのに(笑)

当時、私はわからなかったのですが今なら理由が分かります。

誰に何をどうやって伝えるか

上記は反面事例ですが、デザインの基本は「誰に何をどうやって伝えるか?」です。

上記のケースで言えば、パチンコ店のお客さんがチラシの対象ですから

  1. ◯◯店に新台入荷 
    他店より目立つように。テクニック披露するべきポイント
  2. 何月何日何時オープン
  3. 機種のスペック
    情報の整理
  4. ワクワク感の演出(期待感)
    情報を整理してアピールポイントを探す。テクニック披露するべきポイント
  5. 来店の後押し、他店との差別化(お客様に提供できる価値:アイデア
    例)気持ちのいい接客をします、設定が高い、店内広いし台数多いから必ず座れるなど)

ちゃんとデザインを機能させるなら、最低でもこのくらいデザイン設計がイメージをしなくてはいけません。

★デザインではテクニック以上にアイデアが重要ですよ(´ε` )

書籍から学べること

書籍を全部否定する訳ではないです。ただ、書籍で学べることは現場でも大体学べます。

現場なら必要な情報・テクニックを最短で身につけることができます。やはり、独学で学ぶより現場に入ったほうが何十倍のスピードで成長できます。

それでも現場に入る前に少しでもやれることを準備しておきたい言うなら、ビジネスの構造がわかる書籍がいいと思います。

【まとめ】独学でグラフィックデザイナーを目指すと失敗する2つの理由

  • デザインの現場は、お客様の都合で動いている
  • 仕事に必要なものは、知識<知恵 であること
  • 現場は「あなたの都合(知識)」に合わせてくれない

これがグラフィックデザイナーになるために独学を勧めない理由です。

テクニックより「仕事の仕組みを学ぶ」、「広告の仕事の構造を学ぶ」ことの方が最初は重要です。

グラフィックデザイナーの役割を理解した上で仕事に向かわないと実戦で戦えるデザインは作れません。

  • 広告の仕組み、ビジネスの仕組み
  • クライアントが求めるもの
  • グラフィックデザイナーデザイナーの役割の重要性

これらが理解できれば、作り上げるデザインは全く別物になります。
なので、まずは『デザインの現場に関わること』が何より大切です。

独学で準備するよりも、デザインに関係する職業の道へ入るもの手です。

  • 校閲
  • イラストレーター
  • ライター
  • カメラマン
  • オペレーター

なども意外と遠回りのようで面白いと思います。

スタートは違えどデザインに関係する職業につけば、後々デザイナーになる時に必ず役に立つはずです。

グラフィックデザイナーに転職する方法については、こちらの記事でも詳しく紹介していますのでぜひご参考ください▼


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