【悩み】スーパーの折込チラシ担当の人がデザインがつまらないと感じる間違った理由【本当は凄い仕事です】
こんにちは、ごま吉(@Lv1gomakichi)です。
- デザイナーに転職したのにスーパーのチラシしか作らされていない
- チラシは同じ作業ばかりでつまらない
- もっとクリエイティブで華やかな仕事がしたい
- 今のままでは駄目なんじゃないだろうか
と悩んでいる人の疑問に答えます。
先日こうツイートしました。
以前ネットニュースで
— ごま吉@アフィリ歴15周年 (@Lv1gomakichi) November 1, 2019
スーパーの折込チラシを
軽視した記事がありましたが…
✅チラシ舐めんなよ😇
折込チラシほど消費者に『有益』だと認めてもらえてる広告ってないよ?
チラシだって魅力的な仕事のはずです。やりがいを感じれないのは当人次第。
チラシで助かってる主婦は
山ほどいます☺️✨
結論から言うと、折込チラシほど世の中に『役に立っている』と認識されている広告はありません。よって、スーパーのチラシ制作をして悩んでいる人は『今の仕事に誇りを持つべき』です。
このことについて掘り下げます。
この記事の目次
折込チラシほど、世の中の役に立っていると『認識されている』広告はありません→誇りを持つべき

折込チラシの担当は、毎日、毎週同じようなフォーマットで単純作業…つまらない作業と考える人が多いです。でも折込チラシほど消費者に『有益』だと認めてもらえてる広告って実はありません。
広告は本来『さり気なく』消費者のもとへ届くものです。
・ネットを見ている途中バナーが目に入る
・道を歩いている途中に看板が目に入る
広告の主たる目的は、いわゆる『Attention(注意)』を作ることとされてきました。今ではスマートフォンやインターネットの登場で、広告のコミュニケーションが大きく変化していますが、アテンション獲得は未だに広告の主たる目的のままです。
新聞に折り込まれるチラシは、主婦自ら情報を取ろうとしてくれる『稀有な媒体』
ちなみに折込チラシはどうでしょうか?
毎朝折り込まれる新聞の中で特売の情報が掲載されているソレは、お父さんが読み終わった新聞の中から、わざわざお母さんが「捨てないでよ〜」と拾い上げてくれる稀有な媒体です。アテンション獲得どころの騒ぎじゃありません。
つまり、『自ら望んで情報を取りに来てくれてる媒体』なんです。
これって実はかなり凄いことです。
極端な話、世の中「広告」が無くても困る消費者はいません。(困るのはスポンサーだけ)でも折込チラシが無くなると…主婦は圧倒的に困ります。なぜなら、『お得に買物が出来なくなる』可能性があるからです。
広告の中でもそんなコミュニケーションを実現できてる媒体は多くありません。
折込チラシは言わば
『社会にきちんと貢献できている』仕事なんです。
ココすごく大事なポイントです。
広告は社会に対して価値を提供しにくい仕事 → スーパーの折込チラシは例外

スーパーの折込チラシは、作業こそ単純作業で見た目クリエイティブな仕事ではないように見えます。ですが、折込チラシの制作はその先の広告人生の糧になる隠れた魅力にあふれています。
今やりがいを感じれないのは当人の『意識』の問題です。
想像してみてください。地域の数万人を対象に折込まれるスーパーのチラシ。毎朝主婦の皆さんはそのチラシをもとに夕飯の献立を考えたり、家計のやりくりをしています。ある日、突然そのチラシが無くなりました。どうなるでしょうか?
普通に困りますよね。
いえいえ、情報弱者のおばちゃん、おばあちゃんはどうなるでしょうか?
普通に困りますよね。
折込チラシで助かってる主婦は山ほどいます。この時点であなたの仕事が社会の役に立っているんです。凄いことですよね。
広告の業界は『勘違いさん』が多い。広告に求められている本質は?

いわゆる『業界』には、勘違いさんが多いです。
- 自分はポスターデザインで賞をもらった
- 先日芸能人と仕事を一緒にした
- 有名なカメラマンと現場を一緒にした
- このアーティストと知り合いになった
はいはい。でもね、広告の仕事は賞をもらったり芸能人やアーティストと仕事できたから偉い訳じゃありません。
社会に対して価値ある仕事
ができた人間が偉いんです。
大前提として、自分のやりたい仕事と世の中が求めている仕事は違います。
コレは超大事で「自分がやりたい仕事じゃない」と悩んでいる人は一度考えてみてください。あなたがやりたい仕事って、本当に誰かに求められていますか?
冷静に見るとわかりますが・・実際のところ、華やかな仕事は割と世の中的には必要とはされてません(笑。必要としているのはマイノリティ(少数派)のピラミッドの上の人たちです。
もちろんソレがマジョリティ(多数派)に刺さりやすいことは否めないですが、広告の本質的に大事なことって「華やかな手法」ではなく「広告をもって何を解決できるか?」ということなんです。
体験談)スーパーの折込チラシは『広告でモノを売る』感覚を磨く最適な環境

私も現場時代は、スーパーの折込チラシを担当していたことがあります。その時は「値段ばかり並べてデザイン性も無いし、つまらない仕事だな」と思っていたことがあります。
今思うと、、思い上がりも甚だしいですね。汗
だって折込チラシは
- 消費者の望む情報を見やすく整理しないといけない
- 消費者に今売れるものは何か?→見極める必要がある
- 売れるために必要な言葉、配色、タイミングの検討
などなど、広告でいちばん大事な『マーケティング』要素が詰まった媒体なんですから。しかも毎日毎日、消費者の反応を感じれる究極のツールですよね。
極めつけは、クライアントのお金で反応を都度得ることができるなんて…夢の仕事だったなぁと今では思います。
・何をどんな風に見せたら
・どのくらい売れるのか?
こうしたマーケティング感覚は身につけようと思って身につくものではありません。日々テストマーケティングと実戦・鍛錬が必要なことです。
今なら手を上げてでもやりたいかなと思います。毎日お店に足を運びながらチラシのリアクションも研究したいくらいです。なぜなら、今身に付けておけばその感覚は今後の広告人生で宝になるからです。
デザインのテクニカル的なことは後からでも身につきます。またデザイナーはアーティストじゃありません。デザイナーに求められているのは 『売れる(CVする)デザイン』です。
『広告でモノを売る』のは、究極のスタイルなんです。
すぐには身につかないです。
それでもクリエイティブな仕事がしたい人へ

それでも「華やかなクリエイティブな仕事がしたい」という憧れが離れない人。でも現実的にどうしようもない人。そんな人は思考を未来に向けてみましょう。
先にも述べましたが、人に売れる(コンバージョンできる)チラシをきちんと作れたらこの先の広告人生では、鬼が金棒を持って歩いているようなもんです。
広告営業を15年やってますが、マーケティング感覚を持っているデザイナーは本当に少ないです。 「どうやったらモノが売れる」のか理解していないデザイナーは超多いです。
あなたが今やっているスーパーの折込チラシ制作を目的意識をもって続けていれば必ず役に立つ時がきます。そう考えれば、今は下積み期間だと考えればは悪くないと思いませんか?
広告の手法が変わっても、広告の目的には絶対に変わりません。
広告の最終目標は、CV(成果を出す)させることなんです。
【まとめ】スーパーの折込チラシ担当の人がデザインがつまらないと感じる間違った理由
まとめますと、
- 折込チラシほど世の中の役に立っていると『認識されている』広告はない
- 『社会にきちんと貢献できている』仕事
- 折込チラシは『広告でモノを売る』感覚を磨く最適な環境
スーパーの折込チラシの仕事をやってて忙しくて、華やかじゃなくても『なんか違うな…』とか思わないで欲しいです。
世のお母さんをこれだけ助けている折込チラシは、
ハッキリ言って、、偉大ですよ。
世の中の大半の広告なくても困らないですが、折込チラシが無くて困る主婦は山ほどいます。今の仕事に誇りを持つべきです。
その仕事はあなたの広告人生のキャリアで必ず役に立つはずです。
(完)
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