【定時に帰れない(上がれない)】グラフィックデザイナーが定時で帰る方法【残業を減らせば逆に生産性と評価が上がります】
こんにちは、ごま吉(@Lv1gomakichi)です。
- 広告業界は残業が半端ない…
- グラフィックデザイナーは定時でまず帰れない…
- 休日も普通に出勤している…
- もう残業したくない…休みが欲しい…
こんな悩みのグラフィックデザイナーに向けて書いています。
デザイナー時代は、
— ごま吉@アフィリ歴15周年 (@Lv1gomakichi) November 1, 2019
朝イチメールチェック→営業からの修正の嵐→修正あがり→新規案件の相談→昼メシ→作業×100→あ、日が変わりましたか。→帰宅
の残業地獄でした💦
今考えると残業は外部要因だと思ってましたが、違いますね😅
残業しないといけないのは
単純に能力不足でした。
先に結論を話してしまうと、残業が多いのは自分をディレクションしていないからです。業務が多くても残業が少ない人はたくさんいます。残業をしないように自分の時間を設計して行動すれば残業時間は激減します。
この記事では、グラフィックデザイナーが定時で帰る方法について紹介します。
この記事の目次
【定時に帰れない(上がれない)】なぜ広告業界は残業が多いのか?

広告の仕事は、特に残業が多い業界です。
その中でもグラフィックデザイナーは、残業のキングオブキングです。広告業界の残業が多い理由は以下です。
クライアントの都合
これは、グラフィックデザイナー以外にも言えますが、クライアントのご都合
で残業してしまうケースです。
例えば、打合せが夕方に始まったり、修正が17時以降に発生したりします。この場合は、往々にしてクライアントも残業体質であることが多いです。
担当営業の都合
これもかなり多いと思います。担当の営業マンから17時頃の相談や、明日の朝までに提出しないといけないなど無茶振り…まあ…営業の段取りの悪さに影響されてしまうケースです。
デザイナーがたくさんの役割を兼務してしまう
グラフィックデザイナーは、広告の基礎部分はどんな役割でもある程度できる
オールラウンダー属性が多いです。
地方では予算規模が少ないため、未だにアートディレクターという概念が無く、グラフィックデザイナーが全ての役割を兼務することもしばしばです。
挿絵程度のイラストは書けたり、
写真撮影もそれなりに心得があったり・・
それ故に一人で抱えてしまうデザイナーが本当に多いです。(窮地になれば、なるほど抱え込む人が多いですね)なので、必然的に作業量が増えてしまいます。
作業が遅い→作業が増える
一番原因として深刻なのが
作業を増やしてしまっている
このパターンです。作業が遅いのは仕方ないと思っていませんか?
作業が遅いのは、思考がまとまっていないからですよ。
今やPC上のオペレーションは高速で処理できます。それなのに遅いのは『考えがまとまっていない』からです。
この傾向に陥る人の典型パターンは、以下です。
それだと作業も遅くなりますし、思考も遅くなります。中途半端にパフォーマンスが落ちるだけです。
- その作業は今、必要ですか?
- 作業を増やしていませんか?
自分の中で優先順位
が決まっていないから陥る現象です。
【定時で帰る方法】最小限の労力で成果を出す思考を身につける

定時で帰る(残業を無くす)方法は、思考
を変えることです。具体的な方法をご紹介します。
①作業は分散させる
仕事が入ってきた瞬間に、ゴールをイメージして段取りを組みましょう。
- 自分ひとりでやった方が早い
↓ ではなく - 可能な限り作業は分散させる
こうした思考が大切です。現実、自分ひとりでやった方が早い仕事もありますが、作業を分散するスキームを組み上げれば将来的にアナタの負担を減らすことに繋がります。
簡単なキャッチコピー、イラストなど仮に自分で出来ても分散する思考を持ちましょう。その分軽減した時間は『デザインそのもの』を考える時間にあてるべきです。
また、作業を差配するスキルは、グラフィックデザイナーの上位職であるアートディレクターには必須の能力です。今の段階で身につけておけば将来役に立ちます。
②営業の役割を明確にする
広告の仕事では、往々にして仕事を受注してくる営業の方が発言力が大きい場合があります。
営業は仕事を取ってくるから仕方がないという意見もありますが、同じ社内であろうが、外部の人間であろうが基本は対等であるべきです。
営業が役割を果たさないとグラフィックデザイナーや現場の人間にしわ寄せがきます。営業の役割は簡単に言うと以下です。
- クライアントの意向を的確に掴んでくること
- デザインを通すこと
- 予算のマネージメント
ですが、世の中には勘違いしてる営業担当や雰囲気で仕事している営業マンが山程います。
面倒くさいかもですがグラフィックデザイナーとしては、仕事を始める前「営業の役割」を事前認識させることが「無駄な作業を減らす」ことに繋がります。
ブリーフィング段階できちんとそれぞれの役割をコミットし合うことをおすすめします。
②作業を効率化させるツールを使う→『iPadPro』は校正短縮できるのでオススメ
作業の効率化を考えるなら、一押しツールはiPadProですね。
校正時間が無茶苦茶スピードアップします。
『PDFの朱入れ』これが神機能ですね。
これだけで相当に時間短縮できます。
iPadProについては、私も普段現場で使っています。レビュー記事を書いてますのでご参考ください▼
【アイパッドレビュー】アイパッドプロを使って営業の効率を上げる3つの方法【ミスが無くなり時間が増えます】
営業の効率が悪い、生産性を上げろと言われる→どうしたらいいかわからない、メールの返信に時間を取られてしまう、校正チェックを返すのが…めんどくさい、時間を効率的に使いたいけど、方法がわからない…こうした
③時間の使い方を工夫する
人に気を遣うこと無く実践できるのが日々の時間の使い方
です。
例えば、早朝出勤して作業スタートもアリだと思います。電話もかかってこないので作業に集中できますね。
日中に思考停止させられる原因の多くは電話です。電話がかかってくると、作業を中断することになり思考も一旦ストップします。
一方、朝早い時間なら電話もかかってきませんし作業に集中できます。(朝は疲労も溜まってないのでおすすめです)ちなみに私は、以前は毎朝5時半に起きてまずブログを書いていました。
朝のブログは言わば頭の体操。脳はフル回転させますので、朝9時にはトップギアで思考をスタートできます。
ブログは論理的な思考力も身につきますし、副業の収入にもなるのでグラフィックデザイナーにはオススメです。
グラフィックデザイナーがブログをやると売れるチラシが作れます【売れるロジックを学ぶ】
グラフィックデザイナー時代に作っていた販促チラシ。すっげぇ、苦手でした。だって、そのチラシを見て「モノ」を買ってもらわないといけないなんてこんなハードル高いことありますか?
ちなみにもっと効率を上げたいなら、以下を実践してください。
以下は、グラフィックデザイナー以外でも使えるテクニックです。
- 午前中はひたすら作業
- 午前中の電話は、スルーまたは午後折返しでOK
- 打合せは、極力午後に入れる
- できるだけ15時までに打合せを終了する
- 15時以降の残り2時間で、翌日以降の段取りを綿密に思考する
- 事務連絡は、電話よりもメールやLINE&メッセンジャーで
詳しく解説すると、作業中断が一番効率が悪いので、打合せは午後に入れます。午前中はひたすら作業です。電話もスルーまたは午後折返しでいいと思います。
午後は、できるだけ15時までに打合せを終了します。残り2時間で翌日以降の段取りを綿密に思考します。
事務連絡も電話よりはメールやメッセンジャーなどがおすすめです。メールであれば、開封した後に優先順位を決めることもできます。
時には電話でマシンガンのように伝えてくる営業もいますよね。そうした場合も、作業タスクの確認として役に立つのでカタチで残す
という段取りは割と重要です。
ちなみに、私はできるだけメールで依頼をもらうようにしています。電話に出ても『再度メールでも頂けますか?』と徹底しています。
④自分の都合の良いようにスケジュールを誘導する
いちばん重要なことですが、できるだけ自分の都合の良いスケジュールを組み立てることが大事です。
スケジュールは、基本クライアントファーストで動くものですが、意識して行動すれば自分主動でスケジュールを構築できるようになります。
※あくまでクライアントの都合を受け止めつつ、自分の都合に合わせて組み立てるのがポイントです
【定時で帰れない(上がれない)】夜間対応して作業を進めないと、クライアントからの評価は下がる?

令和を向かえた今や、時代はできるだけ残業をさせない方向に向かっています。
2019年4月より残業時間に対する国の新しい規制もスタートしました。
»残業時間上限規制のポイントまとめ。2019年4月から適用されるその内容とは?
当然クライアント側も残業をしないように企業努力をしていますので、もう時代錯誤な「早く帰っちゃったの?嘘でしょ?」という風潮は少なくなりつつあります。
ともあれ、重要なことはそんな時間に作業や打合せをさせない【前捌き】です。
【究極のスタイルを目指そう】自分の都合にクライアントが合わせてくれる
究極のスタイルは、クライアントがこちらの都合に相手が合わせてくれることです。
とクライアントに言ってもらえるようになるのが理想ですね。
一見ハードルが高そうに聞こえるかもしれませんが、 相手の都合に自分が合わせるか?自分の都合に相手に合わせてもらうか?それだけです。
仕事は、ギブ・アンド・テイク
ですから本質的にはどちらが優位ということも無いのです。
恋愛に例えるなら、どっちが惚れた弱みを握れるかです。お互いを尊重できるような対等な関係を作らなければこのスタイルは実現できません。
- 誰でもできる仕事→クライアントはアナタの都合を聞く必要は無い
- アナタしかできない仕事→クライアントもアナタの都合を認めてくれる
そうするためには、セルフブランディングが必要です。
セルフブランディングについては下記の記事で詳しく紹介しています▼
【営業のコツ】クライアントに好かれる営業の心理学【結果営業は楽しくなります】
得意先と仲良くなれない、クライアントからの対応が冷たい、顧客と距離感がある、クライアントと距離を縮めるにはどうしたらいいだろう… といった広告営業マンの疑問を解決します。
【営業のコツ】営業に向いてる人に共通する「調整能力」を身につける【営業テクニック向上】
営業の仕事が辛い、営業がうまくいかない、自分は営業は向いていない、営業を辞めたい…。こんな悩みを解決します。
セルフブランディング例
私のセルフブランディングは以下です。営業としての立場ですがご参考にどうぞ。
私のスタイル
- 案件単価は、正直他より高い
- スケジュールが割と埋まっていて、クライアントに合わせてもらってる
融通の効かない営業マンですね・・苦笑。それでも絶えず仕事を出して頂けているのは
これにつきます。私がクライアントに約束しているクオリティとは最低レベルの話ではなく、クライアントの想像を1mmでも超えるものとしています。
クオリティを担保するために、グラフィックデザイナーをはじめ現場のスタッフには、相応(場合によっては相場以上)の報酬を提示します。
報酬は『評価』です。
現場スタッフは評価に対してプロとしてクオリティを担保してくれます。結果、私はクオリティの高い商品を持ってクライアントにギブ・アンド・テイク
できています。
【定時で帰る】残業せずに帰るメリット

定時で帰るメリットは以下です。
- 家族との時間が増える
- 早い時間に食事ができる→健康的な暮らしができる
- 自分の趣味やプライベートに時間を使える
- 会社の生産性も上がる→評価も高まる
- 副業や自己研鑽などに時間を有効的に使える
特に4番目の『会社の評価』は、今後さらに加速するでしょう。
こんな指標はすでに組み込まれています。
組織内での評価基準もどんどん変わっていきますので、早めに順応すべきですね。
また5番目の副業はこれからグラフィックデザイナーが注目すべき、時間の使い方
だと思います。
【副業しないと老後が危ない!?】サラリーマン会社員デザイナーにおすすめな副業3選【老後必要資金は2,000万】
グラフィックデザイナーは給料が安い、ニュースで年金だけじゃ足りないと聞いたけど大丈夫?どうしたらいいか思いつかない… こういった疑問を解決します。
まとめ【定時に帰れない(上がれない)】グラフィックデザイナーが定時で帰る方法【残業を減らせば逆に生産性と評価が上がります】
まとめますと、
- 残業が多いのは、前捌きができない自分の能力にある
- 残業を無くすための前捌きする思考とポイントを押さえよう
- 定時で帰るためには、徹底的に無駄を無くす思考を手に入れること
- 定時で帰れたら、家族や自分のための時間が増やせる
- 残業しないと、会社からの評価は高くなる
いかがでしたでしょうか?
令和時代は、超生産性管理の時代です。組織も効率化を図るためAIを導入したり人の手がかからない方法をどんどん進めていくでしょう。
私たちにできることは、いつの時代も『思考』することだけです。
残業しない定時で帰る思考を手に入れて時代にあったスタイルを作りましょう。思考を変えるチャレンジはすぐにでも始めることが
(完)
人気記事副業ブログのノウハウ
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