【営業やめたい】30代で営業をやめる前に確認するコト【withコロナ営業#6】
この記事は、30代で営業を辞めたいと思っている人に読んで頂きたい記事です。

最初に結論を言うと、
私も30代の頃の営業はしんどかったです。ですが、40代を迎えてみて、多くは他力本願だったと思いますし、視野が狭かったと振り返ります。 しんどい時期は永遠には続きません。
もがいて解いて生きましょう。
この記事の目次
【営業やめたい】30代で営業をやめると損する理由

何を根拠にと思うかもですが、
私も30代の頃死ぬほど営業が嫌で辞めたかった人間なのですが、40代前後で営業成績が伸びて楽しくなりました。今では営業続けてて良かったなと思っています。
今では営業以外の仕事を今後したいと思えないくらい営業職という仕事に魅力を感じています。
なぜ、40代前後が営業が楽しくなったかと言うと、簡単に言えば『ポジショニングが上手くいく時期』が40代前後だったからです。
ポジショニングについての詳しい解説は、『仕事がとれる営業のポジショニング【withコロナ営業#2】』でも詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。
仕事がとれる営業のポジショニング【withコロナ営業#2】
この記事は、営業の仕事が思うように取れない、営業のやり方がわからないと感じている人向けの記事です。
40代がポジショニングしやすい理由は『厚み』
40代営業のポジショニングしやすい理由としては以下のタイミングに入るからです。
上司が卒業し始める時期
自分より後輩が入ってくる時期(部下を持つ時期)
得意先に認められる時期(生活が安定し始める時期)
もっと「これまで積み重ねてきたものが実を結んで・・」と期待した人もいるかもですが、努力が実を結ぶにも『時期』が関係します。
努力は勝手に実りません。適切なポジションをとってこそ実ります。
営業マンとして一番大事なスキルは『ポジショニング』です。そのポジションを取りやすくなる時期が40代です。
上司が卒業し始める時期
40代前後になるとポスト移動で、
またこのタイミングは、自分に目をかけてくれた先輩、育ててくれてた先輩など、自分の能力を評価してくれる人のポジションが上がっていく時期でもあります。
なので、昇進のチャンスが直接的になくてもチャンスが巡ってくる確率は高まります。※嫌な上司が抜けてくれる時期でもあります。
自分より後輩が入ってくる時期(部下を持つ時期)
40代前後になると一般的に後輩や部下を持つ時期になります。
自分のことで精一杯なのに、後輩(部下)とか面倒くさい…
と思う人もいるかもしれませんが、むしろ逆です。
自分のことが手一杯な人は、自分のことを客観的に見れていない人が多いです。後輩や部下を指導することで、逆に自分への『気づき』も発見できます。
よくある話です。
なぜなら、アウトプットこそインプットの源泉です。客観性を身につけることは、人間的にも営業的にも厚みを作ってくれます。
得意先に認められる時期(生活が安定し始める時期)
30代の頃、得意先に認めてもらえなかった営業交渉が、40代になるとスムーズにできるようになります。
なぜか?
一般的に
諸説ありますが、私は以下が要因だと考えます。
給与が安定してきた
40歳前後になると、結婚をして子どもが生まれ、子育ても一通り経験済みの人も多いと思います。また、平均で言うと勤務年数も5〜10年以上になり、年齢に比例して給与も上がり経済的な余裕が生まれます。
これらの経験は、『説得力』を生み出します。
子育てすれば、色々なことに気がつきます。今まで知らなかったことを多く学べます。また、経済力が整ってくると色々な場所へ行ったり、色々なモノを買ったり『モノとコトの経験』が増えます。
また、得意先も「年齢」というフィルターをかけて我々を見定めています。20代の若い人間より40代の円熟の営業マンの方が信頼されやすいというのは世の常です。(それも営業としての説得力あってですが)
【営業やめたい】40代だからできる営業スタイル

30代の頃といえば、
・決まったところに訪問に行く『ルーティーン営業』
・とにかく仕事をこなす、捌くことに集中
・効率が悪く、残業の鬼
こうしたケースが多いと思います。40代になると営業としての厚みに加え、
一般的に40代営業は『中堅社員』です。中堅社員の多くが考えることは『生き残り』です。なぜなら40代から転職を考えてもリスクが高いからです。
私生活でも会社でも背負うものもあるでしょう。自然と生き残るための感度は鋭くなります。
効率的に営業をするには、回す(捌く)仕事
と創る仕事
を選別しなくてはなりません。
若い子指導する時に、言うこと。
— ごま吉 (@Lv1gomakichi) February 19, 2020
★作業と仕事の違い
作業…誰でもマニュアルでできる
仕事…無いところから「創る」こと
この違いを認識してるだけで
リソースの振り方も変わってきますし、視点が変わるから言動が変わってきますし、動き方も変わります。#広告営業独特の感覚かもわからん
しっかり努力してきたなら、積んできた経験と生き残りの意識で、仕事の振り分け(効率化)が図れるようになっていきます。
【営業やめたい】40代で営業が楽しくなる理由は『一番動ける』中堅ポジションだから

40代営業が最も楽しい理由は、『一番動ける』からです。具体的には、
人脈形成能力
立ち回り能力
社内営業能力
これらのステータスが高くなっているからです。(自分では気づかないことも多いです)
予算構築能力
予算に対して適切にコストを割り振って、利益を計算するのが営業の仕事の根っこです。いわゆる『積算』ですね。
30代から着実に経験を積んでいる営業マンであれば、40代前後になると、仕入れの見積もりなど確認しなくても、瞬間的に予算構築が脳内でできるようになります。なぜなら、値付け経験のストックがあるからです。
営業マンとして何気に重宝するのが、この
例えば、得意先との商談の場で
という質問があった際に、即座に返せる営業マンとそうでない営業マンとでは案件受注率に大きな違いが出てきます。
など、機会損失もいいところ。その場で瞬間的にアタリをつけれると
人脈形成能力
人脈は言わずもがなですが、30代の頃は、がむしゃらに人脈を作ろうとしませんでしたか?
結果として人脈が作れても、実際には活かせなかったり、活かす機会が分からなかったり、30代は人脈を作れても上手く使うことができません。経験値が足りないからです。
40代になると、人脈の使いどころ
や人脈のつくりどころ
が見えてくるようになります。
人脈づくりに関連した内容をクライアントに好かれる営業の心理学【withコロナ営業#1】でもまとめていますので、合わせてご覧ください。
クライアントに好かれる営業の心理学【withコロナ営業#1】
この記事は、普段営業が楽しくない、営業が辛いと感じている人向けの記事です。営業は数字が取れると楽しくなります。ただし数字を取る前には信頼関係が必要です。信頼関係の構築にはコツがあります。
立ち回り能力
前述にも関連しますが、40代前後になると公私とも『経験値』がかなり貯まった状態になります。
- こうすれば→成功する
- この場合は→危うい
など、様々なケースで予測ができるようになります。
営業は
社内営業能力
意外と営業の楽しさを左右するのが『社内営業』です。
営業は自由な職業に見えますが、実際にはかなりがんじ搦め
の職業です。色々なルールやレギュレーションを把握して上手く舵を取るのが営業の腕です。
取り分け『社内ルール』というものは、営業の動きに大きく影響します。
別部署の調整
仕事を円滑に進めるためには『根回し』調整が必要になります。この根回しの力
も40代前後で有効に使えるようになります。
調整能力については、詳しくこちらの記事で解説していますどうぞ▼
【営業力アップの鍵】調整能力を身につける方法【withコロナ営業#3】
この記事では営業マンに最も必要な「調整能力」を身につける方法について紹介しています。
【営業やめたい】営業を辞めたいと思う理由と向き合う

改めてお聞きします。30代のあなたが営業を辞めたいと思っている理由はなんですか?
- 成績(数字)が思うように上がらないから
- 営業は、他の誰でもできそうな仕事に思えてしまう
- 人とコミュニケーションが苦手だから
- 上司が嫌だ
- 自分にはもっと向いていることがあると思う
私も30代の頃、いつもこう思ってました。営業に苦手意識ばかりで「辞めたいな」と思っていました。
でも、40代に入った今では、当時の自分が如何に視野が狭かったかということも実感できますし、あの頃しがみついてでも経験を積んで良かったなと思います。
営業は辛い職業に思われがちですが、これだけ
これは営業マンにしかできないことで、とても素晴らしいことです。
30代で『営業が辛い』という理由で辞めるには、あまりにももったいないです。せめて40代まで、潮目が変わるまでは続けることをお勧めします。
ちゃんと努力してきたなら、40代ではきっと実を結ぶ時期がやってきますよ。
営業マンは、転職した時に潰しが効かなさそう
という話をよく聞きます。
私はこれは逆だと思っています。
事実は私は広告の営業をしながら、得意先や知り合った関係各社から転職のオファーを頂くこともしばしばあります。
それは、全然畑ちがいの職種ですが、日々私とのやりとりで能力を評価してくださっているからに他ありません。(ありがたいことです)
転職サイトなどでも営業マンの求人募集は他職種よりも断然多いのが現状です。
(給与面なども他職種よりも良いです)
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【営業やめたい】30代は営業の下積み期間

30代は営業の下積み期間と思って割り切ってしまえばいいと思います。
withコロナ時代は、フットワーク軽く転職を繰り返す時代とも言われていますが、こと営業に関しては私はそうは思いません。
営業という職種はどうしても経験値が物を言います。高い価値の経験が積めるようなポジションは転職を繰り返しても巡ってきません。
40代でワンチャン巡ってくるなら、30代は少し我慢も堅実な考えだと思います。
おすすめな考え方としては、失敗が許される時期
と認識することです。割と現場の人間は勘違いしやすいのですが、
あなたが取れる責任は、そもそもありません。
思いっきり仕事をして思いっきり失敗しても許されるのが30代です。なので、失敗を恐れずに40代になった時の自分に役立つ『経験』をガンガン積みましょう。
40代で営業のピークを持ってくるために
40代で営業のピーク(楽しさ)がもしこなかったら?
こう考える人もいると思います。もちろん、そういう人もいるかもしれません。人によっては少し早い30代だったり、ちょっと遅い50代の人もいると思います。
大切なのは、自分の営業のピークを『具体的に設定』することです。設定すれば、それが『目標』になります。
目標ができれば、辛い
とかしんどい
と思っていたマインドにも変化が生まれます。不安な人は、自分のピークをまずはイメージして日々積み重ねしましょう。
『営業なんて、辞めたい』と自暴自棄になる前に、もう少し続けた先の理想の自分を想像してみてください。30代で営業マンをやめるのはもったいないですよ。
40代中堅ポジションになれば、仕事の世界がきっと変わります。
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