【フリーランスの経費処理】家族名義のクレジットカードで経費を使った場合の帳簿付け方法【勘定科目:事業主貸/事業主借を使う】
こんにちは、ごま吉(@Lv1gomakichi)です。
家族名義のクレジットカード
で事業に必要なものを買った場合に経費にできるの?
この記事では、こんな疑問にお答えします。
結論を先にい言うと、家族名義のクレジットカードでも事業に必要なものを買った場合は経費にできます。
その際帳簿には、事業主借
を使うと便利です。
この記事の目次
【フリーランスの経費処理】家族名義のクレジットカードで経費を使った場合の帳簿付け方法【勘定科目:事業主貸/事業主借を使う】

家族名義のクレジットカードでも、事業に必要なものを買った場合は経費にできます。
その際には、下記が前提になります。
- 事業に使用した経費であること
- クレジットカードの明細が残っていること
- 事業に使用したことを証明できること
- 生計を同一にしていること
この4点が説明できる根拠や資料を必ず揃えておきましょう。
※(当たり前ですが)事業以外の目的で利用した内容は経費の対象にはなりません。
【フリーランスの経費処理】勘定科目:事業主貸/事業主借を使いこなす
勘定科目の中には
- 事業主貸
- 事業主借
という科目があります。
フリーランスが、この勘定科目を使う時の整理としては
勘定科目:事業主貸
フリーランス事業で得た収入を貸す場合に使う
フリーランス事業で50万円の収入を得た。
事業用の口座に入った50万円を生活費として使用するために口座から引き落とした。(つまり事業費から50万円貸した)
この際帳簿には、勘定科目を事業主貸
として記載します。
勘定科目:事業主借
フリーランス事業に必要な経費をポケットマネーから支払った場合に使う
フリーランス事業に必要な書籍を自分のポケットマネー(個人の財布)から支払って購入した。
この際帳簿には、勘定科目を事業主借
として記載。
勘定科目:事業主貸/事業主借のポイント
事業主貸/事業主借
は事業用のお金の流れを把握するために使う勘定科目です。
この科目を上手に使えば事業として得た収入
、事業として使った経費
を口座を起点に正しく把握することができます。
フリーランス業務で得た収入がどういう流れで動いているか表すマーカーのようなものと考えると分かりやすいです。
【フリーランスの経費処理】家族のクレジットカードで事業に必要なものを買った場合

事業専用のクレジットカード
を作った場合、事業に必要な買い物をしたら
- カードの使用日
- カード使用額の引き落とし日
この2つをそれぞれ帳簿に記載するのが一般的ですが、事業主貸/事業主借
を使うと驚くほどシンプルに帳簿が整理できます。
例えば、ご結婚されているフリーランスの奥様が旦那さんのクレジットカードでフリーランス事業に必要な買い物をした場合、勘定科目は事業主借
で1つでシンプルに整理することができます。
その際、帳簿にはカードを使用した日と使用した経費内容を勘定科目:事業主借を使って整理するだけです。
この会計処理が可能な理由としては、「夫婦が築いた財産は共有財産」という考え方が根底にあります。
生計を同一にする家族の稼ぎは、自分のものでもあり、家族のものでもあるという考えによるものです。
フリーランス活動にも、携帯代金やガソリン代金など経費は色々とありますが、勘定科目:事業主借
をフル活用すればシンプルでわかりやすい帳簿にすることができます。
なので、家族名義のクレジットカードでも事業経費として使った場合は経費として計上できます。
【フリーランスの経費処理】決算日を過ぎると、帳簿上から事業主貸と事業主借は消える
事業主貸と事業主借とについては、決算日(12月31日)を過ぎて翌年を迎えたところ(1月1日)で、事業主貸と事業主借は相殺され、元入金に集約されます。
期末に処理(相殺)ということで消えてしまう勘定なので、実際あまりピリピリする必要もないかもしれません。
【フリーランスの経費処理】会計ソフトでの入力例:事業主貸/事業主借
簡単に帳簿付けナンバーワンの会計ソフト「弥生会計」を使って勘定科目:事業主貸/事業主借
を入力してみます。
例事業主貸
フリーランス事業で50万円の収入を得た。 2/1にジャパンネット銀行(事業用口座)に入っていた50万円を生活費として引き落とした。

例事業主借
フリーランス事業で、2/5にガソリンを5000円クレジットカードを使って入れた。(カードは家族名義、家族の銀行口座から引き落としされるもの)

事業主貸
、事業主借
それぞれ上手に使ってシンプルにわかりやすく整理すると帳簿付けが非常に楽になりますよ。
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