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広告代理店の矜恃

エッセイ

この記事は2020年6月に執筆した記事です。


梅雨っぽさをあまり感じない週末。
広告業界はコロナ禍を一瞬通り過ぎて、コロナバブルを迎えてる今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。


バブルは弾けるのは歴史が証明してますが、それはそれとしており込みながら、こんな時にも我々を指名してくださいますクライアントのために出し惜しみなくチカラを注ぎたいと真摯に思う。


先日見かけたツイートで「商品が売れなかった時に広告代理店に文句言うな」みたいなやつがあった。バズってて目にすることになったわけだが、
個人的には商品売れんかったら広告代理店の責任もあるでしょと思う。

若いよね。責められても文句言うな。そんだけ信頼してもらえてたってことだろう。むしろ誇りに思うべきだし、理不尽だと嘆く前になすべきことに再度チャレンジするのがアドマンのあるべき姿だ。


プロダクトが良いものだったら、尚更広告の責任は大きい。そんだけ伝えるチカラは戦局を一辺させる。絶大である。


また、我々は当然売れる見込みで、広告の運用計画立てるから、プロダクトの品定めや見極めは前もってするし、その角度や解像度次第でアプローチの仕方も変わる。

売れるか売れないか分からない。
でもリーチはだけこれだけ取れますからあとは商品次第ですね!



ってのは、昔からよく見る論法だけど、これだけ分析やデータが揃ってる今ではそのやり方は無責任さも感じる。


ぶっちゃけ広告代理店なんて、マージンかすめとるだけに見えるかもしれん。だから何で任せてもらえてるか理由を自問しない日はないし、矜恃持たないと堕落してしまう仕事でもある。


実際役割すら果たさない奴も山程だけど、ちゃんとやってる奴も一定数いる(だから組織が成り立ってる)。電通問題も過熱する今ですが広告全体が胡散臭い訳ではないのよね。


無論そいつらと出会わないとクライアントとしては『ババを引いてる』状態になる。だから定期的な競合などはウェルカムだし、それでこそ生きてる実感もあるのがこの業界だ。


永く同じ仕事をすると、モチベーションとして『ダレる』ことはある。でもクオリティは下げない。下げさせない。それだけが我々の矜恃である。


ちな、仕事に命かけたからどうこうはクライアントには全く関係ないし命かけなくてもちゃんと出来れば良し。である。


よく頑張りを主張する人はいるが、ビジネスは成果主義である以上、それは個人の都合でしかない。冷たいようだけどクライアントには何ら関係ない話だ。


また、仕事を一緒に作る。は半分結果論で、プロとして頼られてる以上はリードしてミッションは遂行すべきだと思う。それぞれが完璧に役割こなした結果が、仕事の完成。


私は生意気にも売れそうに無かったり、ウケそうになかったらとりあえず物は申す。唖然とする人も多いけど、お客が自分で絵を描かけるなら広告会社は要らないからね。


私は自分の感覚、捉え方、知識でしか勝負できない。

だから言わせてもらう分の知恵をもっとストックしておきたい。世のあらゆる視点を常に貪りたい。

文句言う前に、知恵を出すための引き出しの準備だ。


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