答え合わせに向けて
この記事は2020年6月に執筆した記事です。
朝のウォーキングの際にiPhone動画を撮り溜めしながら、モチベーションを作り自らを奮い立たせるもコロナ太りに打ち勝てない今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。
今週は、映像の仕事で1週間オールロケ。旅館に泊まる機会もあったのだけれど現場のニューノーマル体験を1つ。
旅館の温泉など密になりやすいのは想像しやすいけど、入浴時間の人数制限をはじめて体験する。
旅館のニューノーマル対応と言えば星野リゾートをイメージするけど、地方の旅館だってwithコロナ対応は始まっている。
機械で自動測定とかじゃないけれど、フロントチェック時に入浴時間を選択するというもの。ホワイトボードに貼り出されたソレで一目で密が分かるのだ。
『あ、コレなら安心。』
思わず声が出てしまった。笑。
もともと、ごった返しのお風呂は苦手だった。料金の高い旅館なら尚更。
広々安全に疲れる旅館のお湯の贅沢さを改めて認識する。
また、とあるホテルでは朝食会場の可視化。これは素晴らしい。
体験価値を届ける手段をクリエイションするのは、命題中の命題だが、本来持つべきエンゲージメントをどう展開するか本当にアイデア次第だなと思う。

コロナでフットワークが変化し、エンゲージメントが変化し、経済のパイは明らかに減った。
7割経済と言うけれど体感的には5割上等。5割は自然消滅でなくなったのではなく『捨てられた』マーケットのように思う。
悲観しても、無いものはやっぱり無いまま。これからは、捨てられたマーケットにどう新しい感動やエンゲージメントを吹き込むかで、拾う神はあると考える。何故なら、やっぱりこんな状況で勝ってる奴もいるからだ。
リスクが増えても、魅力の使い方を変えルールチェンジにいち早く対応できた奴は、やっぱり勝ち始めといる。答え合わせは意外と早く始まるのではと思ってる。
観光業界は割と誰かが何とかしてくれる、自然と何とかなると思ってる人は多い。『大変だから一丸となって頑張らないといけない』と誰かが言うが、何を具体的にどう頑張るのか明示されないのも業界の特徴だ。もうそんなドンキホーテな時代では無い。
リスクに丁寧に向き合い、個々ができる最良の具現化作業の先にしか未来はない。
マイクロツーリズムも、そうだその通りだ!と他人の考えに乗っかるだけでなく、自分で考えて自分で言語化しないと、これまでと同じ事なかれ主義のままだ。思考なき模倣は芯が弱くなる。
オンラインはプレ体験
映像無双時代は誰もが感じ始めてるけど、オンラインはあくまでプレ(リハ)だ。
猫も杓子も動画動画の相談ばかりだけど、肝心なのは『動画で何をどうゴールさせたいか』だ。割と手法先行でゴールなき投資をする人は多い。
オンラインでは視覚と聴覚にアプローチすることはできるけど、触覚、味覚、嗅覚にはアプローチできない。産品を送ったりすれば空気感を補うことはできるけど、ひっくるめてコミュニケーションとして丁寧に障害をクリアするしかない。
変わりにフィジカルの移動がないという空前絶後のメリットがある。この点の活かし方や視覚と聴覚から得られる情報について、改めて向き合ってみるのも重要だと思う。
五感ーー。
コロナ後大事になってくるのは益々それだと思う。
人間には想像力がある。誰しも等しく持つ能力。これを想起させる。そのためのオンラインで無くてはならない。
見えないものをオンラインで、短時間で想像力膨らむようぬ伝えることができるか。
これまでのクリエイティブへの向き合い方が試される。広告業界の答え合わせもすぐそこだ。

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